2023-06-02から1日間の記事一覧

にわか考古学ファンの独り言(縄文時代その②)

装飾品について 世界の先史文化のなかでも、縄文人ほど造形美に優れた生活用品を残した民族はありません。実用品以外にも見事な造形品を残しています。 耳飾り、髪飾り、胸飾り、腕飾り、腰飾りなど、金属がないことをのぞけば、今日にみられる装身具の大半…

にわか考古学ファンの独り言(縄文時代その②)

高水準の木工・編み物技術 縄文人は狩猟具、漁労具・植物採集・加工具など、食料の獲得とその消費に直接かかわる道具類のほとんどは、早期という初期の段階で開発を済ませています。それ以後は生活用具、あるいは呪具や祭祀具など社会的・精神的な要求にもと…

にわか考古学ファンの独り言(縄文時代その②)

豊かさの限界 縄文時代は決して貧しい時代ではなく、サスティナビリティに富んだ豊かな時代であったことは、前にも述べてきました。しかし、その豊かさにも限界があったことは確かです。このことについて書いてみたいと思います。 真脇遺跡がイルカ漁の集落…