2023-05-26から1日間の記事一覧

にわか考古学ファンの独り言(縄文時代その②)

移動生活から定住生活へ 縄文時代と旧石器時代の大きな違いは、旧石器人が移動(遊動)生活から定住生活に大きく舵を切ったことです。このことについて述べたいと思います。 人類の時代である第四期は、別に氷河期とも呼ばれ、非常に寒冷で氷河が発達する氷…

にわか考古学ファンの独り言(縄文時代その②)

縄文人の素顔 縄文人とは、縄文時代の住人ということです。縄文時代は約一万年もつづき、縄文人は、北は北海道から南は沖縄にいたる日本列島の全域に住んでいました。したがって、縄文人骨にも、年代差や地域差が当然ありますが、全体として縄文人としての共…

にわか考古学ファンの独り言(縄文時代その②)

クリ林について④ 下宅部遺跡とお伊勢山遺跡 下宅部遺跡ではクリやウルシの森林資源を管理して、それを盛んに利用していましたが、集落周辺における森林資源の利用が総体としてどのように捉えられるのかについて、近傍のお伊勢山遺跡と比較しながら検討してみ…

にわか考古学ファンの独り言(縄文時代その②)

クリ林について③ 下宅部遺跡 下宅部遺跡は1994年から2002年まで調査された遺跡で、北側に狭山丘陵の末端にあたる丘陵部があって、南側に河道部があります。縄文時代中期の段階では、まだクルミ塚とごく小さな水場ぐらいの遺構しかありません。一番盛んにこの…