2023-06-28から1日間の記事一覧

にわか考古学ファンの独り言(弥生時代その②)

弥生から古墳へ 漢の皇帝から授かった金印「倭の奴国の王」 紀元前1世紀ごろの列島の様子を、中国の歴史書「『漢書』地理志」は、こう書いています。「夫れ楽浪海中に倭人あり。分れて百余国と為る。歳時を以て来り献見すと云ふ」これはどういうことかという…

にわか考古学ファンの独り言(弥生時代その②)

貝塚時代とは 北海道と同じように、弥生時代には沖縄などの南西諸島でも水田稲作は行われませんでした。つまり、日本列島の北と南には水田稲作は広がらなかったということになります。そもそも、沖縄諸島を中心とするこの地域には、「縄文時代」と呼ばれる時…

にわか考古学ファンの独り言(弥生時代その②)

続縄文時代とは 弥生時代に九州と四国と本州に広がった水田稲作の技術は、津軽海峡を渡ることはありませんでした。北海道に米作りは上陸しなかったのです。弥生文化の定義のひとつに「水田稲作を行っていること」というものがありますから、「北海道には弥生…

にわか考古学ファンの独り言(弥生時代その②)

土器に描かれた絵 弥生人たちは土器の表面や銅鐸などの絵で、当時の世界観を私たちに教えてくれます。例えば、兵庫県桜ヶ丘遺跡出土の5号銅鐸。ここにはシカと狩人、魚をとる人、臼と杵を使って脱穀する人、争う男女が描かれています。とはいえ、国内で見つ…