2023-07-02から1日間の記事一覧

にわか考古学ファンの独り言(旧石器時代その②)

前回、旧石器時代編を書きましたが、まだ書き足りないので旧石器時代その②編として書いていこうと思います。 旧石器遺跡を掘る エジプトで王家の谷を掘る。イースター島でモアイ像を調べる。藤ノ木古墳で黄金に輝く倉金具を掘る。いずれもロマンに満ちた考古…

にわか考古学ファンの独り言(古墳時代その②)

ヤマトと地方との関係性 地方の古墳である埼玉県稲荷山古墳や熊本県江田船山古墳の刀剣には、その持ち主が代々の大王へ奉仕した事績や、かれらの職制が刻まれています。これにより、五世紀には地方豪族が中央に出仕するシステムが存在していたことが明らかに…

にわか考古学ファンの独り言(古墳時代その②)

古墳時代の首長について 日本では、弥生時代に本格的な農耕社会が誕生しました。農耕、とくに稲作においては、種まきから収穫にいたるまで、長期にわたる人びとの協業が欠かせません。このとき、時間や労働を管理し、集団の利害調整や富の分配を行う権限が、…

にわか考古学ファンの独り言(古墳時代その②)

古墳時代の実際(社会景観) 古墳時代の社会の姿を、火山灰に埋もれた群馬県榛名山麓地域の遺跡群の発掘調査から復元してみます。地域の中心には首長居館(三ツ寺I遺跡)があり、それを核にして、周囲にムラが展開しています。ムラには黒井峯遺跡にみられた…